国の「重要無形民俗文化財」の指定を受けている「竹富島の種子取祭(タナドゥイ)」は、島人総出で五穀豊穣と子孫繁栄を祈る、島最大の行事です。
種子取祭の7、8日目となる庚寅(かのえとら)、辛卯(かのとう)の2日間を中心に、世持御獄(ユームチオン)で70余りの伝統芸能が神々に奉納されます。そしてこの奉納芸能は、7日目は玻座間村が、8日目は仲筋村が演ずると決まっています。
また、奉納芸能は、庭の芸能と特設舞台の上での芸能とに分けられます。 さらに奉納芸能は大きく分類すると、踊り(ブドゥイ)と狂言(キョンギン)とに分けることができます。 舞踊は女性の担当で、狂言は男性の担当となっています。
※ 「種子取り」とは、本来は、”シラ(高倉)から粟の種子を取ってくる”という意味だそうです。
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