映画・テレビドラマのロケ地  更新 2015.02.28

 ここでは、映画、テレビドラマの撮影が行なわれた八重山のロケ地を紹介します。(但し、私が観たものに限定されます。)

 なお、撮影当時のものを基本に掲載していますので、もしかすると一部については、現在は撮影当時と大きく異なっているものもあるかもしれません。このためここに紹介した現地を訪れても徒労に終る可能性のあることを承知の上で見て頂くようにお願いします。
 (いい加減な掲載をするものではありませんが、作品での景色と実際のものとに違いがあったとしても責任は持てませんので、悪しからず。)

 
No. 作品名 主な撮影地 内容 Up Date
Dr.コトー診療所 与那国島  「Dr.コトー診療所」は、フジテレビ系列で放送された、主に八重山諸島・最西端の与那国島(ドラマの中では八重山諸島に在るとされる架空の島・志木那島)を主な舞台とするドラマで、ここではそのロケ地を紹介しています。
 「Dr.コトー診療所」は、2003年に連続ドラマとして第1シリーズが制作され、2004年には特別編とスペシャル編、2006年に第2シリーズと計4作が制作された一連のドラマ作品です。
 吉岡秀隆、柴咲コウ、時任三郎、大塚寧々、泉谷しげるなどが出演していました。なお、中島みゆきの主題歌も印象深いものがありました。
2013.03.09
ニライカナイからの手紙 竹富島
石垣島
 「ニライカナイ」とは「海の向こうの神様が住む理想の世界」と言われるものです。2005年に公開されたこの作品は、蒼井優の演技が島の美しさと重なり多くの沖縄ファンの心を捉え、今なお高い人気を誇る作品です。
 島を出た母から毎年誕生日にだけ届く手紙を拠り所に成長する安里風希でしたが、やがて真実に直面します。そして風希は、親代わりの島中の人たちから負けないくらいの愛情を注がれて成長してきたことに気付き、力強く自分を確立していきます。報われぬ想いはないと感じさせる、心を締め付けられるせつない作品です。
2013.04.06
うみ・そら・さんごのいいつたえ 石垣島  作家の椎名誠が脚本・監督を務めた映画「うみ・そら・さんごのいいつたえ(公開:1991年)」は、「海が好きな人すべてに見てもらえるような作品を」をテーマに、海と空、そして雄大な珊瑚礁に囲まれた石垣島・白保集落を舞台に描いたもので、ひと夏の、海を巡る幾つかの人間ドラマがリアルに、時にはコミカルにテンポよく語られています。
 作品は、島の子供達、人々の暮らしを淡々と描いたドキュメンタリーのようなものですが、写真家である中村征夫が撮影した美しい海、水中の様々な魚、サンゴ、空、緑の自然、素朴な家々、伝統行事などの映像は大変印象に残るものがあります。
2013.03.16
つるかめ助産院〜南の島から〜 竹富島
石垣島

黒島
 2012年9月〜10月にNHK・ドラマ10で放送された番組の一つです。原作は小川糸の小説で、舞台は2012年に本土復帰40周年を迎えた沖縄の架空の離島・美波間島。
 都会で家族を築くことに疲れた人たちが島を訪れ、そこで交流しながら精神的にもハードな「お産」を成し遂げる様を女性の葛藤や力強さに焦点をあてて描く、心あたたまる物語です。
 「イチャリバチョーデー(出会えば皆、兄弟)」という沖縄言葉がありますが、主人公まりあを優しく包んでいく鶴田亀子助産師を始めとする島の人々。やがて、島民たちの温かさや互いに助け合いながら自然の摂理に身をまかせる生き方に触れ、まりあは次第に心を開き、自分の抱える問題と向き合っていきます。
2013.04.13
ペンギン夫婦の作りかた 石垣島  「食べるラー油」を全国的な知名度に押し上げた「辺銀(ペンギン)食堂」の夫婦をモデルに、国際結婚、離島への移住、帰化申請など、「食べるラー油」誕生の裏に隠された夫婦の絆を描いたハートフル・ドラマです。2012年10月公開作品。
 フリーライターとして東京で働いていた歩美は、同じく東京の出版社でカメラマンとして働く中国人の范暁江と出会い国際結婚。暁江の会社の倒産を機に2人は、東京から石垣島に移住、帰化申請をします。「本物の夫婦」という確証を得るために向かった「那覇地方法務局石垣支局」での面接は容易ではありませんでした。面接を通じて、2人の出会いから結婚に至るまで、また「石垣島ラー油」の誕生までが、おじぃ、おばぁを巻き込みながら石垣島での奔走ぶりと共に明らかになっていきます。また、『辺銀』という名の由来も最後に明らかになります。
2013.05.18
僕の島/彼女のサンゴ 石垣島  2008年6月6日にNHK総合テレビにて放送された、地球環境・温暖化をテーマとしたテレビドラマの特別番組です。
 サンゴが白く脱色したようになり、ひどい場合はサンゴが死滅することもある「サンゴの白化現象」ですが、今日では世界各地の海で確認され、地球温暖化による海水温上昇が引き起こす問題だといわれています。この「サンゴの白化現象」が確認された沖縄・石垣島を舞台に、2人の若者の、今、そして未来へのひたむきな姿を描く純愛ストーリーです。
2013.04.06
星砂の島、私の島 〜アイランド・ドリーミン〜 竹富島
石垣島
 2004年2月に公開された映画で、舞台は沖縄県八重山諸島に浮かぶ人口僅か300人ほどの小さな島、竹富島。赤瓦屋根の美しい町並みで知られるこの島を舞台に、臨時の体育教師としてやってきた一人の女子大生が、島の人々とのふれあいを通して成長していく姿を描いたドラマです。主演は映画初出演の大多月乃、監督はこれが初メガフォンとなる喜多一郎です。
 この他、 モーニング娘の6期メンバーの3人(亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな)も出演し、主題歌はBEGINが担当しています。
2013.06.01
ぱいかじ南海作戦 西表島  失業と離婚を同じタイミングで経験した主人公が、気分転換に訪れた南の島で繰り広げるあやしいサバイバル生活や、島で出会った仲間たちとの交流を描いたコメディームービー。
 原作は「椎名誠」の『ぱいかじ南海作戦』(新潮文庫刊)、監督・脚本は新鋭「細川徹」、出演は阿部サダヲ、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希ほかで、2012年7月に公開された作品です。この映画はオール西表島ロケで撮影されました。
2013.05.25
瑠璃の島 鳩間島
石垣島
西表島
 2005年4月から6月まで日本テレビ系列で放送された全10話のテレビドラマで、鳩海島(鳩間島がモデル)を舞台にしたものです。
 このドラマは、森口豁のノンフィクション小説「子乞い〜沖縄・孤島の歳月」が原作で、元は「鳩間島」が舞台となっていました。小さな鳩間島には病院や警察などはなく、公共機関は竹富町立鳩間小学校だけといってもよいものです。そしてこの鳩間島は過疎化で人口流出するなか、廃校を免れるため全国から子どもを集めてこの小学校を存続する「里子制度」を取っています。ドラマは、「里子」に来た少女・瑠璃の成長を通して、離島に暮らす人々の生活を描いたものです。
2013.06.08
10 ウェルかめ 黒島  2009年9月から、2010年3月まで放送された、2009年度(平成21年度)後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)です。海辺の町・ウミガメが上陸する町の徳島県美波町と、阿波踊りの町・徳島市が主な舞台となっていました。ドラマは、家族や恋の物語を縦糸に、美波生まれの同級生たちの青春模様を横糸にして描く、明るくコミカルな青春ドラマでした。
 黒島ロケは、徳島県の小さな出版社で地元密着型情報誌の編集に携わるヒロインの波美が、初仕事で海ガメ研究者の亀園の企画が認められたものの、亀園が半年間、黒島に行ってしまうことを知り、何が何でも取材するために自費で黒島まで亀園を追いかけて行く、という想定でした。黒島ロケの部分は10月下旬に約1週間放送されました。
 なお、NHK朝ドラで八重山でロケが行われたのは2001年前期の「ちゅらさん」以来約8年ぶりでした。
2013.01.12
11 恋しくて 石垣島  2007年4月に公開された映画で、主な舞台は石垣島。人気バンドBEGINの青春時代をモチーフに綴ったのどかな青春音楽映画で、思いつきでバンドを組んでしまった若者たちの奮闘を描いたものです。
「ナビィの恋」「ホテル・ハイビスカス」など、沖縄を愛してやまない 中江裕司監督の作品です。
 父の不在、母の歌、兄の願い、祖母のやさしさ──そして初めての恋。石垣島に暮らす人々の強さと大らかさ、溢れんばかりの恋しい気持ちがよく描かれています。ゆったりとした時間が流れる石垣島の魅力を一杯に詰め込んだ、優しくて暖かい映画です。
2013.02.23
12 真夏のメリークリスマス 竹富島
石垣島
 2000年10月13日から12月15日までTBS系列で金曜22:00〜22:54(金曜ドラマ)に放送された全10話のテレビドラマです。主な舞台は竹富島です。
 都会でアウトローとして生きている元ボクサー・樹下涼、竹富島で純粋なまま育ち暮らして人を疑うことの出来ない純朴な女性・星野波流。 対照的な2人が傷つきながらも愛し合っていく姿を仲間との友情を交えながら描いていったラブストーリーです。

 今日では竹富島が映画・TVドラマなどのロケ地として多々利用されていますが、その先駆け的な作品と言えるものです。
2013.04.25
13 星砂の島のちいさな天使 〜マーメイドスマイル〜 竹富島
石垣島
 喜多一郎監督が竹富島を舞台にした2010年制作のオリジナル作品で、飯田里穂が主演。八重山の人魚伝説を背景に、観光客の減少や医師不足などの島の医療問題を抱える竹富島に、ある日突然現れた不思議な少女によって希望を失っていた島民が笑顔を取り戻していく姿を描いた人情ドラマです。島の将来と、島の諸問題が織り交ぜられ、併せて竹富島の自然の美しさが描かれたゆがふ(世果報:幸せな世の中)呼ぶ映画です。 2013.06.22
14 ちゅらさん 小浜島
石垣島

 2001年4月2日から9月29日まで放送されたNHKの連続テレビ小説(第64作)です。八重山での主な舞台は小浜島です。
 沖縄・小浜島の美しい自然の中で育ったヒロイン・古波蔵恵里が、個性的な人々の優しさに支えられ、命の尊さや家族の絆を胸に、のびのびと大らかに成長していく姿が描かれた心あたたまる、また清々しいドラマです。
 続編がパート4まで制作された異例の作品の第1作目です。

2013.11.09
15 老人と海 与那国島  ドキュメンタリー映画「老人と海」は、アーネスト・ミラー・ヘミングウェイの名作・小説「老人と海」と同名の与那国島版と言われています。沖縄に古くから伝わるサバニと呼ばれる小舟での漁にこだわり、与那国島で巨大カジキの一本釣りに挑戦し続ける82 歳の老人「糸数 繁」さんを追ったドキュメンタリー映画です。
 この映画は1988年から1990年にかけ2年がかりで撮影が行なわれ、171kgの大物カジキ釣りに成功したシーンを中心に、日常生活や、祭りなどを収録したものです。1990年6月の公開のわずか1カ月後、糸数さんは、いつものようにサバニに乗り漁に出て、与那国の海でカジキ釣り中に亡くなられました
2015.02.28

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