「ぱいかじ南海作戦」のロケ地  更新 2013.05.25

 
 この映画は、作家で冒険家の「椎名誠」の「現代版ロビンソン・クルーソー」とも言える『ぱいかじ南海作戦』(新潮文庫刊)を完全映画化したもので、2012年7月に公開されました。

 沖縄方言で「南から吹く風」を意味する「ぱいかじ」をタイトルに掲げ、オール西表島ロケで撮影された映画で、内容は、阿部サダヲ演じる世界で一番不幸な男が繰り広げるサバイバル・コメディです。
 
 脚本・監督は、細川徹。

 主なキャストは、
  佐々木(阿部サダヲ)、オッコチ(永山絢斗)、アパ(貫地谷しほり)、キミ(佐々木希)、
  マンボさん(ピエール瀧)、先生(浅野和之)、ギタさん(斉木しげる)、
  ヨシオ(大水洋介(ラバーガール))

 主題歌の「パロディ」は、シンガーソングライターで俳優の星野源が書き下ろした新曲です。
 
【あらすじ】

 リストラと離婚が同時にやってきた佐々木は、唐突に気分転換をと思い立ち、南の果てまで来てしまった。島に着いたその日に4人組のキャンプ生活者と出会い、一瞬にして「ここはパラダイスだ!」と有頂天に。悩みを打ち明け、癒され、飲み交わすビールは人生最高の味だった。しかし酒盛りに酔い潰れた翌日、佐々木の持ち物の一切合財と共に4人組は忽然と姿を消してしまう。いよいよ全てを失い、途方に暮れる佐々木のもとに、都会生活に疲れて島を訪れた若者オッコチ、そして関西娘2人組のアパとキミが加わって、4人の奇妙な海浜生活がスタート。次第に結束は固まっていく。
 そんなある日、出先で4人組のホームレスの噂を耳にした佐々木は全財産を取り返すべく、リベンジを決意する。起死回生の賭け、佐々木の“ぱいかじ南海作戦”の始まりだった…。
  (「ぱいかじ南海作戦」公式ページより引用)

 
[余談]

 撮影は2011年11月の約1ケ月間をかけ、主に西表島で行なわれました。まさに「南の楽園」でのロケだったようです。
 撮影日記によれば、キャストもスタッフもよく笑った終始のどかな撮影だったようで、毎日の撮影後のビールが最高だったそうです。つまりビール飲みたくて、毎日、撮っていた映画とも言えるようです。佐々木(阿部サダヲ)の「プハーッ」というシーンを見ると、ビールが飲みたくなりますよ。
 

「ぱいかじ南海作戦」のロケ地

西表島のロケ地

県道215号終点標識 南風見田(はえみた)の浜への道
・白浜南風見田線・南風見 終点 車で行けるのはここまで。浜まで約50m程度
 
南風見田の浜
浜への出口 浜に出た所
 
西側の光景 右側に東屋があります。 東屋の拡大 この奥側(西側)には沢があります。
・ホームレスのアジトのあった場所近く?
 
西方向の光景
・映画の大半はこの付近で撮影されたと思われます。
同 山側
 
東方向の光景 南風見田の浜の東端
・最初の浜辺に飛び出すシーンはこの辺り
 
大富共同組合売店
・佐々木が公衆電話から電話をかけていた場所。
・アパと佐々木が一緒に買物をした場所。
大富集落は、戦後、本島・大宜味村や竹富島からの入植によって創建され、その二つの地名を組み合わせ大富と名付けられたそうです。
 
大富共同組合売店の横
・アパが、買物をしていた店を飛び出し大きなトラクターを運転していたおじさんから軽油を分けてもらうよう交渉した場所 同左
 
大富給水塔
・ポスターに使用されたり、佐々木がこの前を通り過ぎるシーンの撮影された給水塔。 これは南側からの側面の絵。子供たちが描いたものです。
・これは別の給水塔の絵です。 ここから車に載せたタンクに給水します。サトウキビ畑等に散水するためのものです。
 
難破船の光景
・4人組のホームレスの居場所を探していた1シーン。沖合のリーフの内側には難破船があります。(中央やや左) 難破船の拡大
 
星立(干立)集落沖の海
・佐々木が4人組のホームレスの所へ財産を取り戻すためにボートに乗って向って行った場所。
 左の白い建物は「ホテル星立」です。
同左
 沖合の方向です。

[付録]

ホテル ラ・ティーダ西表
キャスト・スタッフが恐らく泊まったであろうと思われるホテルです。 ホテルの南の方向には、波照間島や新城島がよく見えます。
 
 Page Topへ戻る  映画・テレビドラマのロケ地 に戻る  ちょっとDeepな旅スポット に戻る  HOME へ戻る     

Copyright (c) 2008.8 yaeyama-zephyr

写真の無断転載・使用を禁じます。利用等をご希望される場合はメールでご連絡下さい。