「つるかめ助産院〜南の島から〜」のロケ地  更新 2013.04.13


 『つるかめ助産院〜南の島から〜』は、小川糸の小説「つるかめ助産院」(集英社刊)を原作とし、都会生活に疲れた人たちが島を訪れ、島の人々と交流しながら主人公が「お産」するまでを女性の葛藤や力強さに焦点をあてて描いた物語で、2012年8月28日から同年10月16日まで、NHKのドラマ10枠(火曜日22:00 - 22:48)で全8回放送されました。
 ドラマでは「つるかめ助産院」の舞台はハート形をした美波間(みはま)島とされていますが、実際の撮影は主に竹富島で行なわれ、その他にも石垣島、黒島などで行なわれました。

 主なキャストは、
  小野寺まりあ(仲里依紗[幼少期:小林星蘭])、鶴田亀子(余貴美子)、天城里見/サミー(中尾明慶)、
  エミリー(佐藤仁美)、パクチー嬢(水崎綾女)、長井朗 / 長老(伊東四朗)、大野原タエ/おばぁ(平良とみ)、
  徳野和雄/トクさん(柳沢慎吾)、上原サヨリ(有村架純)、上原理恵(麻生祐未)、小野寺達也(溝端淳平)、
  安西涼子(賀来千香子)、大野原ハジメ(ゴリ)

 主題歌は、
  ポルノグラフィティの「カゲボウシ」です。

 
【各話あらすじ】 (2012.8.28 - 2012.10.16)全8話
 
第1話 「嵐の前の旅立ち」
 デザイン事務所で働く小野寺(溝端淳平)と結婚して美容室を辞め、専業主婦となったまりあ(仲里依紗)は、家事もせずゲームセンターに通う毎日。そんなある日、小野寺が突然会社を辞め、家からも姿を消してしまう。呆然とするまりあは、小野寺が行きたいと話していたことを思い出し、沖縄のある島へ。一方、東京で助産師として働いていた亀子(余貴美子)は、宝くじが当たったのを機に、何もかも捨てて気ままな一人旅に出る。
 
第2話 「ゴエンの契り」
 まりあは失踪した夫・小野寺を捜しに行った沖縄の島から東京に戻り、小野寺に行きつけのバーがあったことを知る。店を訪ねたまりあは、バーのママ・ハジメ(ゴリ)の話から、小野寺が仕事やまりあのことで悩んでいたと知る。一方、島では、まりあを案ずる助産師の亀子が、長老(伊東四朗)から武骨な励ましを受けていた。再び島を訪れたまりあは、赤ちゃんの誕生百日を祝う島の宴会に連れて行かれる。
 
第3話 「新たなさざ波」
 小野寺のことは忘れ、出産に備え美波間島への移住を決意したまりあは、助産院に居候させてもらうことに。まりあはスタッフのサミー(中尾明慶)が妙に怖がる艶子(加藤貴子)という妊婦に出会う。そんな中、東京から彼女に会いに来たという男が島に現れたとの知らせが、長老から亀子のもとに入る。亀子は小野寺が来たとまりあに伝え、まりあは亀子と、男が待つおばぁ(平良とみ)の店に向かうが…。
 
第4話 「もう捨てないで」
 南の島の助産院で、ささやかな美容サロンを開き、ようやく居場所を見つけた妊婦のまりあ。そんな折り、正真正銘の夫・小野寺が島にやって来る。助産師の亀子は2人の仲を心配するが、同じタイミングで死産を経験している艶子の陣痛も始まる。スタッフのサミーから艶子の身に起きた過去の出来事を聞くまりあ。その後、助産院を訪ねた長老は、亀子に小野寺が来ていることを伝える。一方、まりあは出産について抱く正直な気持ちを艶子に打ち明け、共に出産を控えた二人は心を通わせる。
 
第5話 「妊婦心と秋の空」
 捨て子だったまりあは、忘れたはずの夫・小野寺と再会することを嫌い、置き手紙をして行方不明に。小野寺は亀子とともに捜索へ向かうが、途中で、まりあが捨て子だったことを初めて知り、まりあとの結婚生活で感じていた彼女と壁ができた理由をようやく理解し始める。そんな中、まりあを捜して崖へと向かった亀子は、自分に似た幽霊のような者を見て一瞬たじろぐ。崖の上には、まりあの姿があった。
 
第6話 「母の想い」
 養子のまりあから嫌みの手紙を受け取った養母の涼子(賀来千賀子)が島に来て、引きこもるまりあ。実の娘を失くしている涼子は、まりあが島の助産院で産もうとするのに反対する。涼子に逆らったことのなかったまりあは、面と向って養母を説得することが出来ず、心配する周りの者が手を替え品を替え涼子に助産院をアピール。しかし、その場の空気が読めないパクチー嬢(水崎綾女)が助産院で母を亡くしたと言い出してしまう。
 
第7話 「涙そうそう」
 つるかめ助産院の嘱託医だった長老が、海の事故で亡くなり、タコ釣りが自慢だった長老を偲んでタコづくしの料理が食卓に並ぶ。まりあは、意気消沈する亀子を何とか励まそうとする。ある日、まりあは長老が亀子とデートをしようとしていた場所があったことを思い出し、その場所探しに奔走。一方、東京では、まりあの養母・涼子が、まりあが遠ざけている夫・小野寺と会って、大きな決断を迫ろうとする。
 
最終話 「新しい人生の始まり」
 小野寺は、まりあが妊娠している子は、実は小野寺の子どもで、望んでいる美波間島での出産を諦めたと、サミーから聞き、助産院存続に必要な産科医捜しに奔走する。上京して、そんな小野寺の姿に嫉妬したサミーは、島に帰って来ても、まりあに小野寺のことを話そうとしない。一方、亀子は、まりあの本心を探ろうとするが、まりあは独りで出産に臨む意思に変わりはないと言う。

 (NHK・オンデマンド・特選ライブラリーより一部引用)
 

「つるかめ助産院〜南の島から〜」のロケ地

 

竹富島のロケ地

 
コンドイビーチ
・最初のシーンでまりあが海の中で佇んでいた場所 (白砂のとても美しいビーチです。)
    
西桟橋 西桟橋の南側の浜
・鶴田亀子が小野寺まりあにお腹の赤ちゃんを心配していると言った場所
・鶴田亀子と長老が話をしていた場所
・小野寺まりあが小野寺達也に別れを告げた場所
・鶴田亀子が妊婦体操の指導をしていた場所
・小野寺まりあが産気づいた場所
・美波間島に来た鶴田亀子が長老に声をかけられた場所
・長老が天気が荒れるとの忠告を無視してタコ取りの船を出した場所
・鶴田亀子と小野寺まりあが沢本夕也から嘱託医として島に移住すると聞かされた場所

・鶴田亀子と小野寺まりあが生れた赤ちゃんと一緒に記念撮影した場所
 
つるかめ助産院 つるかめ助産院
・鶴田亀子が開いた「つるかめ助産院」。仲筋集落内の北の外れにあります。 もとは石垣島にあった医院を移築したものだそうです。あくまでも普通の民家ですので、そのつもりで行動しましょう。
  
竹富港フェリー待合所 なごみの塔よりの眺め
・トクさんが小野寺達也に小野寺まりあの手紙を渡した場所
・サミーが安西涼子に小野寺まりあが作った塩むすびを手渡した場所
・東京へ行こうとするサミーと小野寺まりあが話をした場所
・美波間島の町並みとして度々紹介されました。
  
安里屋クヤマのお墓の横の道を下った所
・小野寺まりあが安西涼子に「一産一会」の話をした海辺 ・安西涼子が一人で出かけた海辺
  
ちろりん村 (左の建物)
・おばぁの店、パーラーハジメ
・小野寺まりあが小野寺達也に間違われたコージと会った店
・小野寺達也が小野寺まりあに会うため訪れた店
・小野寺達也がトクさんとおばぁに慰められた店
・サミーが島に帰ってきた大野原ハジメに声をかけた場所
※ 2013年2月には改装工事が行なわれていました。
 
民宿「泉屋」近くの路上
・小野寺まりあが妊婦の田上チエに声をかけられた場所 東側のブーゲンビレアの生垣と白砂の道
 
3色の玉を掴んだシーサーのある民家
・小野寺まりあが産気づいた田上チエに頼まれて田上真一を呼びに行った家  屋根上には3色の玉を足元に置いたシーサーが乗っています。
  
竹富島の外周道路
・小野寺達也が置手紙を残して姿を消した小野寺まりあを探した道路 ・小野寺まりあを探す鶴田亀子が自転車でかけつけた場所
  
港への道路 小城盛(クスクムイ:火番盛)下の道
朝の会へ向かう鶴田亀子と小野寺マリアが歩いていた道
・小野寺まりあが鶴田亀子につるかめ助産院でヘアーサロンをやらないかと頼まれた場所
・小野寺まりあを探す鶴田亀子が自転車で通りがかった場所
  
ガソリンスタンド(喜宝院収集館の西側)
・島を離れる安西涼子が島民たちからもてなしを受けた場所 ・小野寺まりあが島民たちに長老の秘密の場所の事を尋ねた場所
 
竹富島の路地(おみやげ屋「たきどぅん」前の南北の通り) 世持御嶽前(竹富民芸館の北側)
・水牛車に乗る小野寺まりあと安西涼子が助産院での出産のことで話をしていた場所
・サミーが小野寺まりあにお腹の子供の父親になってもいいと話した場所
・小野寺まりあとサミーが乗合の水牛車を降りた場所
 
ンブフルの丘の前の通り ナージカーから竹富島交通・事務所前への通り

・長老と鶴田亀子が自転車を押しながら歩いていた路地

・鶴田亀子が長老を見送った所。その後、マヤ(猫)が道を横切った所。 (マヤについては番外編参照)
 
集落内の道路(ナージカーから西への通り)
・パクチー嬢とサミーが自転車で走っていた道路(西側より)
 (右手先に竹富島高齢者コミュニティセンターがあります。)
(東側よりの眺め)
 
仲筋集落内の路地
・小野寺まりあと鶴田亀子が歩いていたところにスイカを抱えたトクさんに声をかけられた路地 逆方向から。左手前は幸本御嶽、右手がつるかめ助産院のロケの行われた民家です。
  
西桟橋から集落方向に上がった所 同左

・鶴田亀子が小野寺まりあにつるかめ助産院でヘアーサロンをやらないかと話していた場所
・鶴田亀子が小野寺まりあにつるかめ助産院でヘアーサロンをやらないかと話していた場所
 (西桟橋から上がりコンドイ浜に行く道路と交差し、集落方向に少し上がった所。写真中央は島バナナ畑です。)

 (集落方向に向いたところです。両側はお墓になっています。ヤギがいたのは手前左手側です。)
  
アイヤル浜
・小野寺達也と小野寺まりあが「もう一度、会いたい」と抱き合った浜辺(最終回・最終シーン)
(ここは星砂の浜としても知られています。付近は遊泳禁止です。)

黒島のロケ地

黒島全景 黒島港に入港するフェリー「平成丸」
・小野寺まりあが、姿を消した小野寺達也を探しにやってきたハート型の美波間島
 (黒島は別名ハートランドとも呼ばれています。)
・島を離れる小野寺まりあが乗った船
・安西涼子が島を離れる際に乗った船
 (それぞれ月桃の葉で包んだおにぎりを食べていた船)
 
黒島港
・船酔いした小野寺まりあが島民たちに介抱されていた港
・島を離れる小野寺まりあを島民が見送った場所
・長老が小野寺まりあに会いに来た小野寺達也と話をした場所
 (長老が魚釣りをしていた場所)
・安西涼子を出迎えた小野寺まりあがお腹を抱えて倒れた場所
 
黒島港から南へ向かう道路
・小野寺まりあが助産院に向かった田上真一の一家を追って子供と歩いた道路
 (黒島港から宮里集落までの、ほぼ真直ぐな道です。)
道路の周囲には和牛をたくさん見ることができます。黒島は南の北海道とも呼ばれるほどで、広大でフラットな牧草地がずっと続いています。牛は島の人口の10倍もの約3000頭いるそうです。
 

石垣島のロケ地

御神崎(おがんざき)
・助産院へ向かう小野寺まりあが子供と歩いていた場所 ・鶴田亀子と小野寺達也が崖にたたずむ小野寺まりあを見つけた場所
 
御神崎の南無観世音菩薩 名蔵アンパルのマングローブ林
・鶴田亀子と小野寺まりあが朝の散歩をしていた場所 ・長老が話していた秘密の場所(小野寺まりあと鶴田亀子の周りをホタルが舞っていた場所)
※八重山には水生ホタルはおらず全てのホタルは陸生ホタルです。(ドラマではCGが使用されています。)
  
石垣やいま村(森田邸)

・お食い初めの儀式が執り行われたトクさんの赤瓦の古民家

・同 建物内部 (この建物は国の登録有形文化財です。)
  
観音崎灯台下の道
・別れ話にショックを受けた小野寺達也がトクさんに声をかけられた場所 逆方向

【番外編】

マヤ
・マヤは竹富島交通のメス猫です。 ・第6話の最後に、長老が自転車に乗って坂道を上っていった後、道を横切った猫がこのマヤです。
 

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