「ペンギン夫婦の作りかた」のロケ地  更新 2013.05.18

 
 『ペンギン夫婦の作りかた』は、あの「食べるラー油」の元祖「石垣島ラー油」を全国的な知名度に押し上げた「辺銀(ペンギン)食堂」の辺銀暁峰さん、愛理さん夫妻をモデルに、国際結婚や都会から離島への移住、 帰化申請にまつわるエピソード、「食べるラー油」誕生の裏に隠された夫婦のエピソードや絆などを描き出していくドラマです。2012年秋に公開されました。主演は小池栄子と台湾の人気俳優ワン・チュアンイーです。

 この映画は、マガジンハウスより発売中の「ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし(著:辺銀愛理)」を原案に映画化したものです。 実話に基づいた物語であるだけにストーリーに重みがあり、笑いあり涙ありのハートウォーミングなものとなっています。

 主なキャストは、
  歩美(小池栄子)、ギョウコウ(ワン・チュアンイー)、深水元基、山城智二、田仲洋子、平良進

 主題歌は、
  宮良牧子の「ヌチグスイ」です。 「ヌチグスイ」とは「命の薬」という意味です。
 
【あらすじ】
 
 東京でフリーライターとして働く歩美(小池栄子)と、同じく東京の出版社でカメラマンとして働く中国人のギョウコウ(通称 シャオチャン : ワン・チュアンイー)は遠距離恋愛を経て5年前に晴れて国際結婚するが、その後、ギョウコウが勤めていた出版社が倒産、彼は職を失ってしまう。

 ところがそんな家計の“ピンチ”を“ラッキー”と捉えるポジティブな性格の歩美は、気晴らしに石垣島旅行を提案。石垣島に降り立った二人は、どこまでも続く青い空と青い海、そして美味しすぎる料理に魅了され、そのまま石垣島に移住することを決めてしまうのだった。
 歩美は料理店で、ギョウコウはウコン畑で働き、新しい土地での生活がスタートする。

 
 そんな中、もともと料理好きの二人は、あるイベントをきっかけに石垣島の食材を使ったまったく新しいラー油を作ろうと思い立ち、島唐辛子、ピパーチ、ウコンなど石垣島の食材にこだわった“石垣島ラー油”を誕生させる。だが苦労を重ね、気持ちを込めて作ったラー油だったが、ひとつも売れない。それでも前向きな二人に新たなチャンスが舞い込んでくる……。
 
 やがて、石垣島での生活に慣れ、ラー油も順調に売れるようになった頃、ギョウコウは本当の意味で歩美と夫婦になりたいという願いから、中国から日本へ国籍を移すため帰化申請をしようと決意するが……。


 (Movie Walkerより一部引用)
 
[余談]
 本作の撮影は石垣島でオールロケが行なわれたこともあり、美しい風景が映し出されるほか、、石垣市、辺銀食堂並びに多くの方々の協力のもとでつくられました。

 映画の中で、石垣島に移り住んだ二人が島に魅せられ、島で採れる食材を使用して試行錯誤を繰り返しながらラー油を作っていくシーンは見どころです。

 また、映画の中の食事のシーンでは、島の食材をふんだんに使った島ならではの料理も数多く登場しますが、これらはいずれも辺銀夫婦が腕を振るって作ったものだそうです。中でもラー油を使った個性的な料理には目を奪われます。(とてもおいしいそうでした。)
 

「ペンギン夫婦の作りかた」のロケ地

  
旧石垣空港
・シャオチャンが失業したことから、二人が石垣島を訪ねた際に降り立った空港。 ・同左(到着ゲートの外に出たところのシーン)
 
大浜の住まい(自宅)
・賃貸の民家です。この家で実際に撮影が行なわれたそうです。 ・家は海岸の防波堤のすぐ近くです。家と防波堤の間の道端に二人で座っていたシーンが幾度となくありました。
 
大浜海岸(自宅前の海岸)
・二人が自宅前の防波堤に座って話すシーシがありました。これは大浜側から宮良・白浜方向を眺めたものです。 ・春の海岸はアーサの緑で埋め尽くされます。撮影された時期もこの頃でした。
 
川平湾
・二人が初めて石垣島を訪れ向った場所。石垣島では最も美しいといわれている湾です。 ・川平湾は「日本の自然100選」にも選ばれています。
  
舟蔵の里
・歩美が働いていた料理店。 ここは郷土料理で有名なお店です。
  
フーネのバス停 前泊商店(大浜)
・歩美が島のおじいにナンパされ、貸家の保証人になってもらうことになった場所 (名蔵湾沿いにあるバス停です。) ・パックに詰められた島の食べ物を買った場所
 
ゆらてぃく文庫(白保)
・ピパーチを手に入れるために何度も足を運び頼み込んだ場所 A-21の通り沿いにあります。
 
バナナカフェ
・二人で話し合っていたカフェ。 ここは島バナナで作ったケーキがお勧めです。ギネスビールも飲めます。
 
スナック「リスボン」
・ラー油の製造場所として使っていた場所。 スナック「リスボン」は石垣島でも名の知れた料理のおいしいお店です。
 
ユーグレナモール(公設市場前)
・作ったラー油を販売したものの全く売れなかったところです。元は「あやぱにモール」と呼んでいました。 ・映画の中では、この中央・左側の看板下に二人並んで座って販売していました。
 
平久保崎
・二人が初めて石垣島を訪れた時に訪問した場所 ・晴れて辺銀夫婦となった後のラストシーンの場所
 

辺銀食堂

辺銀食堂(公設市場の北側の「ゆいロード」沿い) ラー油製造販売場所(旧)
現在(2013.05)の辺銀食堂です。ここのおすすめのメニューの一つに、地元の食材を使ったカラフルな水ギョーザがあります。 これは以前のお店で、手前のシャッターから上がった2階がラー油製造販売場所でした。歩道には早朝からいつも長い行列ができていました。現在は730交差点近くの新しいお店で販売されています。
     
 

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