ここでは、小浜島で開催される「結願祭」について紹介します。
10年前の2007年、国の重要無形民俗文化財に指定された小浜島の結願祭(キチィガン)は、その年一年の五穀豊穣と健康、祈願成就に感謝し、一年の願解きと、来夏世の豊年満作と無病息災を祈願する祭事です。
結願祭は旧暦8・9月の「己亥(つちのとい)」の日から始まり、「スクミ」「ショウニツ」「トゥンドミ」の3日間にわたって行われますが、メインは2日目のショウニツ(正日)で、嘉保根御嶽(カフニワン)のザー(神庭)において、様々な芸能が奉納されます。
※ 結願祭はあくまでも村の方々の大切な行事の一つです。お隣りの竹富島の種子取祭が割と観光客に見せるという雰囲気があるのに対して、小浜島の結願祭にはそのような感は全く無いと言ってよいほどで、余所者である観光客は見せて頂くという謙虚な気持ちで接する(鑑賞する)ことが大切かと思います。 |