概要
小浜島の結願祭(キチィガン)は、豊年祭、種子取祭とならぶ島の三大行事の一つで、その年一年の豊作と健康、祈願成就に感謝し、来夏世の五穀豊穣と無病息災を祈願する伝統行事です。平成19年(2007年)3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
結願祭の開催日程は、例年、旧暦8月の己亥(つちのとゐ)の日から、庚子(かのえね)、辛丑(かのとうし)の連続する3日間が多いようです。結願祭は、初日を「スクミ(仕込み)」、2日目を「ショウニツ(正日)」、3日目を」「トゥンドミ(締めくくり)」と言い、スクミで奉納芸能の総稽古(リハーサル)が行われ、ショウニツで伝統芸能の神前奉納が行われます。
2018年(平成30年)の結願祭は11月3日から開催され、結願祭のメインとなる2日目のショウニツは11月4日、嘉保根御嶽(カフニワン)のザー(神庭)で執り行われました。ショウニツでは棒術や獅子舞いなどの庭の芸能、舞踊やキョンギン(狂言)などの舞台の芸能、合わせて20数演目奉納されました。
(演目リストが未入手で [そもそもプログラム自体を見ることがなく]、また私は舞踊等にも明るくありません。写真の演目名等は私の分かる範囲内で記載しますが、いくつかは特定が困難なものもあります。このためもしかすると間違っているものもあるかもしれません。その場合は悪しからず。)
結願祭(ショウニツ)では朝9時から夕方16時過ぎまでの7時間以上もの間、伝統芸能が演じられましたが、一度に全てを紹介するのは困難なので4回に分けて紹介します。情緒溢れる島の郷土芸能を楽しんで頂ければと思います。
|