概要
小浜島の結願祭(キチィガン)は、豊年祭、種子取祭とならぶ島の三大行事の一つで、その年一年の豊作と健康、祈願成就に感謝し、来夏世の五穀豊穣と無病息災を祈願する伝統行事です。平成19年(2007年)3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
結願祭の開催日程は、例年、旧暦8月の己亥(つちのとゐ)の日から、庚子(かのえね)、辛丑(かのとうし)の連続する3日間が多いようです。結願祭は、初日を「スクミ(仕込み)」、2日目を「ショウニツ(正日)」、3日目を」「トゥンドミ(締めくくり)」と言い、スクミで奉納芸能の総稽古(リハーサル)が行われ、ショウニツで伝統芸能の神前奉納が行われます。
2017年(平成29年)の結願祭は11月8日から開催され、結願祭のメインとなる2日目のショウニツは11月9日、嘉保根御嶽(カフニワン)のザー(神庭)で執り行われました。棒術や獅子舞いなどの庭の芸能、舞踊やキョンギン(狂言)などの舞台の芸能、合わせて20数演目奉納されました。
(演目リストが未入手で、また舞踊等にも明るくないので、写真の説明は私の分かる範囲で記載しますが、もしかすると間違いもあるかもしれません。なお、演目名の不明なものには●印を付けています。)
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