ここでは、1991年に国の重要無形民俗文化財に指定された西表島の干立と祖納の節祭(シチ)について紹介します。
節祭は季節の折り目や年の折り目(節目)を意味し(農民の正月ともされています)、海の彼方より幸を迎え入れる行事で、その年の豊作の感謝と五穀豊穣、健康と繁栄を祈願する祭りで、八重山の各地で行われています。
毎年旧暦10月前後の己亥(つちのとゐ)の日から3日間行われます。
紹介する節祭の行われる干立と祖納は西表島の中でも最も古い集落の一つですが、祭りには地元住民は勿論のこと、多くの地元出身者が里帰りをして参加して、祭りを盛り上げます。
※ 節祭はあくまでも村の方々の大切な行事の一つです。
余所者である観光客は見せて頂くという謙虚な気持ちで接する(鑑賞する)ことがとても大切かと思います。 |