今回は地図を追加しました。
地図
1.「ティンダバナ」の碑
字祖納の南西に屏風のようにそそり立つ標高100mのティンダバナは、台形状の地形をなしている。眼下には祖納集落の家並が展開し、東にウラブ岳、西には雄大な東支那海が一望され、天然の展望台になっている。展望台近くの岩陰には、豊富な湧水があり、岩壁には八重山の生んだ詩人伊波南哲の詩も刻まれていて、「歴史の丘」として島人たちのいこいの場所にもなっている。 ティンダバナに続く南の傾斜面には、与那国島の英雄の一人サンアイ・イソバが出生した古邑サンアイ村が立地し、彼女にまつわる旧跡も多く残されている。彼女は、16世紀の末頃に与那国島に君臨した女酋とされる人物であるが、巨体で剛力の持主であったといわれ、政治をよくし島人から尊崇を集めたと語り伝えられている。 沖縄県教育委員会 与那国町教育委員会
高台・ティンダバナ(天蛇鼻)は、断崖絶壁が浸食されてできた島の景勝地で、ここは与那国の歴史・伝説の源となっています。
ティンダハナタは、標高百メートルの自然展望台になっている。 台上からは、眼下に赤瓦の家並やナンタ浜が、遠くには東シナ海が広がる。島を見守るようにたたずむティンダハナタは景勝地で、島人たちの憩いの場所である。 展望台近くの岩陰に豊富な湧き水がある。この水は神聖な水とされており、島の祭事で一番目に行われるアラミディの際供えられる。 与那国町教育委員会
2.「イヌガン」の碑
大昔、久米島から中山王府への貢納船が出帆した。しかし、船は荒天に遭い、与那国島へ漂着した。一行の中に女一人と雄犬一匹が加わっていて、ある夜から男が一人ひとり犬にかみ殺され、犬と女だけが岩屋で同棲するようになった。 一方、小浜島の漁夫が荒天に遭い、与那国島へ漂着した。女はこの島に猛犬がいることを知らせ、すぐ島を離れるよう忠告するが、男は女の美貌にひかれ、逆に犬を退治した。 二人は夫婦になり、七人の子宝に恵まれるが、ふとしたことから犬の殺害を知った女は、ついに犬の死骸を抱いて命を絶った。 犬と女が、住んでいたところがイヌガンと言われている。 与那国町教育委員会
3.「讃 ・與那國島」の碑
讃 ・與那國島 伊波南哲 荒潮の息吹にぬれて 千古の伝説をはらみ 美と力を兼ね備えた 南海の防壁與那國島。 行雲流水 己の美と力を信じ 無限の情熱を秘めて 太平洋の怒濤に拮抗する 南海の防波堤與那國島。 宇良部岳の霊峰 田原川の尽きせぬ流れ 麗しき人情の花を咲かせて 巍然とそそり立つ與那國島よ。 おヽ汝は 黙々として 皇国南海の鎮護に挺身する 沈まざる二十五万噸の航空母艦だ。 紀元二千六百三年三月
伊波南哲は映画「オヤケ・アカハチ」の原作者でもあります。 紀元二千六百三年は、1943年(昭和18年)にあたります。
4.「サンニヌダイ」の碑
侵食されて切り立った岩肌は雄大な景観を呈し、東の海に傾斜して広がる千畳岩、北側に威容にして浮かぶ軍艦石等の雄大な眺めは、与那国島随一の景勝地である。 岩肌に波打つ深い海は、大物釣りが楽しめる絶好の釣り場として、人気がある。 サンニヌダイ一帯は、学術上貴重な植物「ヨナクニイソノギク」「ヒメサヤバナ」「ヤエヤマスズコウジュ」の群落地である。 サンニヌダイの南西三五〇メートルの海中に、『球陽外巻 遺老説伝』で「与那国の頓岩」と記録されている「ウブイティディ」(俗称 立神岩)が屹立している。 与那国町教育委員会
5.日本最西端の碑
渡海の西崎の 潮はなの清らさ 与那国の美童の 容姿の清らさ
日本最西端の琉歌碑 [読み] トケヌニシザキヌ ウスバナヌチュラサ ドナンヌミヤラビヌ カーギヌチュラサ [意味] 海を隔てた地、この与那国の西崎のさんご礁に砕け散る白い波の美しいことよ、それ以上に与那国の乙女たちの美しいことよ。
与那国島より主要都市までの距離(単位:km) 石垣----------- 117 那覇----------- 509 東京---------- 2112 台湾----------- 111 香港----------- 951 ソウル-------- 1500 北京---------- 1833 マニラ--------- 1124 シンガポール--- 3278 2004年11月
6.海那国体採火記念碑 (太陽の火 採火地選定の理由)
きらめく太陽、紺碧の海に象徴される沖縄県は、東西1000キロメートル、南北400キロメートルにおよぶ黒潮の海に浮かぶ多くの島々からなっている。 とりわけ日本最西端の与那国島はソテツ、クバ樹など亜熱帯の景観が広がり、南国の情緒を豊かにしている。そして島の西崎は、よく晴れた日に台湾をのぞむことが出来る国境の地でもある。 この地で採火した火は、島々をリレーすることによって、郷土を愛する島おこしの起点として海邦国体で(太陽の火)の炬火採火地にした。
7.「クブラバリ」の碑
クブラバリ一帯は周辺が美しい芝生に覆われ、クブラフリシの長く続く海岸は、風光明媚な景勝地である。 クブラバリはクブラフリシの一部であり、全長15m、幅約3.5mもあるかなり長い断層である。 クブラバリについては悲しい伝説がある。琉球王府はこれまでの貢納制度を改め、15歳以上のすべての男女に賦課することにした。世に言う過酷な人頭税制度であるが、その影響は与那国島にまで及び、村ではここクブラバリで残酷なことが行われたという。人口制限のため、村々の妊婦をあつめて、この岩の割れ目を飛ばせたのである。 妊婦たちは必死の思いで飛んだが、多くは転落死したり、流産したと語り伝えられている。 与那国町教育委員会
8.「日本最後の夕日が見える丘」の碑
9.希望の碑
ナチヌ ウブキ カンギイヤ ヨー バァ イヤトウ タギンガイ ニシー
フユヌ ドウシキ カタガヤ ヨー バァ アブタヌ クルンナガ ニシー
夏の たい木の 日陰は 私の 父親と おなじ の ようだ
冬の ススキの 風除けは 私の 母親の ふところ の ようだ
10.「老人と海」の碑
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