屋良部岳 登山  更新 2020.12.05

今回は地図の修正を行いました。

1.屋良部岳登山概要

 屋良部岳は、石垣島・屋良部半島のほぼ中央部にある山で標高は216m。頂上には野底マーペーと同様に大きな岩があり、山頂からの展望がとてもよく、崎枝湾、御神崎灯台、東シナ海、名蔵湾、周辺の島々などが見渡せます。

 この山の登山口は、一つは屋良部半島の周回道路の北側からと、もう一つは屋良部林道のほぼ中央部で屋良部岳9合目あたりからの2ケ所あります。
 今回(2016/11/12)は、屋良部林道からのショートカットコースを使いましたが、実はこの2日前に屋良部半島の周回道路からの北側ルートで登ろうとチャレンジしたのですが、亜熱帯のジャングルであるが故のあまりの藪のすごさと、登山道の踏み跡がはっきりとしていなかったために途中で断念しました。いくら低い山といってもあなどれず、引き返す際には何度も道に迷うほどで、あやうく遭難するのではないかと思ったほどです。(今はGPSがありますので、昔のようにコンパスだけに頼るわけではなく、遭難の確率も低くなったというものの、迷うと結構不安になるものです。) 

 さて、その登山道入口までのルートですが、石垣市街地からは川平方面に進み、途中で左手に折れ、崎枝小中学校前を左手に進み、すぐに右手に曲り「屋良部林道」に入ります。屋良部岳のすぐ近くまできたら右手側のガードレールの端の上にとても小さな看板がありますので、それを目印にするとよいでしょう。とは言うものの、なかなか分かりにくく見落としやすいので、注意深く探してみて下さい。


 なお、駐車スペースは、この登山口の手前に車1台停められる空き地がありますのでここを利用するとよいでしょう。もしもここが塞がっていたら少し先に行くともう少し広い空き地があります。

 ここからの登山は僅か10分程度で登頂できますが、野底マーペーと同様にかなり急坂です。ロープも張ってありますが、あまりこれに頼らず自分の手と足で着実に登りましょう。また下りは特に注意して降りましょう。

 この日、屋良部岳の頂上からは、左から、竹富島、黒島、小浜島、小浜島の手前に嘉弥真島、小浜島の後ろに西表島を見ることができました。空気が澄んだ日には、新城島や波照間島も見えるそうです。
 
[注]
(1) 短時間で登れるとは言うものの、夏場は特に熱中症対策をしっかりととって登るようにして下さい。
(2) 2016年11月の登頂時、頂上の大岩の近くにはスズメバチが巣を作り、多くの蜂が警戒のために飛び交っていました。刺されることのないように注意して下さい。
 

2.屋良部岳登山関連地図

3.屋良部岳登山(林道からのルート)

名蔵湾側から見た屋良部半島。 中央部にそびえるのが屋良部岳です。
 
屋良部岳登山口のすぐ手前にある空き地です。車1台なら駐車可能です。これは登山口から振り返った(逆方向の)写真です。 登山口はこのガードレールの端、右側です。
 
登山口には小さな看板が設置されています。(右側、木の根元) 同拡大写真。頂上まで7分とありますが、木々が道を塞いでいない時の子供の足での時間と思われます。実際にはもう少しかかります。
 
林道のすぐ上の登山道の様子。 少しずつ傾斜が厳しくなります。
  
落葉で滑りやすくなっていますので注意。この上あたりからはロープが張られています。 大きな岩が見えてきたらあと僅かです。
 
もう少しです。 最後の木々を潜り抜けます。
 
頂上直下の大岩です。 大岩を下から眺めた様子。
  
大岩の上が屋良部岳の頂上です。手前左側には三角点が設置されています。 大岩がせり出している様子。
 
崎枝湾と川平(石崎)半島 奥川平・米原方向。
  
御神崎方向 目を凝らすと御神崎灯台が見えます。
 
北東方向には崎枝湾が、その先には底地ビーチや川平(石崎)半島が見えます。写真中央は前嵩、その右手側にはうっすらと野底マーペーが見え、さらにその右手側は米原海岸が見えます。
 
北西方向には御神崎灯台が見えます。左上の物体はスズメバチです。
 
南西方向の眺め。ちょっと分かりづらいのですが、中央には小浜島、その手前にはカヤマ島、右側は西表島、左側にはパナリ、その更に左手には黒島が見えます。
 
こちらは南方向の眺め。中央やや右側には竹富島が見えます。左側先端は冨崎、さらに左には前勢岳・バンナ岳が見えます。
 
南東方向の眺め。中央は名蔵アンパルでその手前は名蔵湾。左手の山はぶざま岳です。
 

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