「石垣やいま村」  更新 2019.12.21

今回は地図の修正を行いました。


 「名蔵湾」を一望する丘にある、国・登録有形文化財「石垣やいま村」は、旧き良き八重山の家並みを再現した体験型テーマパークで、ここでは八重山・石垣島の民俗文化を手軽に知ることができます。
 もとは1981年(昭和56年)に開園され、以来「八重山民俗園」と呼ばれてきましたが、2008年(平成20年)10月に現在の「石垣やいま村」へ名称変更されました。

地図



 園内には市内から築100年以上の牧志邸、森田邸、大濱邸などの立派な屋敷や、農家(上地の家)、漁師の家(海人の家)などが移築・復元されてあり、旧き琉球の屋敷の中を見ることができます。

 各種の体験メニューも充実していて、例えば郷土芸能体験としては座敷に上がってサンシンの音色に合わせて三板(サンバ:沖縄風カスタネット)を叩いて踊ったりする家遊び(ヤーアシビ)や、漆喰シーサー絵付け体験、指ハブ・バッタなどの民具手作り体験、琉球貸衣装体験などができます。 また、シートーヤー(砂糖作り小屋)では、水牛によりサトウキビを搾り、黒糖作りを体験することもできます。

 村内にはリスザルの自然動物園があり、放し飼いの小さなリスザルへ餌やりをすることができます。 この他、ラムサール条約に指定された名蔵アンパル(マングローブの探勝路)への見学コースもあり、希少な動植物を観察することができます。

 村内散策の後は、併設されたレストランにて郷土料理や売店でのショッピングを楽しむこともできます。

 
「石垣やいま村」
沖縄県石垣市元名蔵967-1
0980-82-8798


営業時間

9:00〜17:30 (受付17:00まで)
閉園が早いので要注意
年中無休(台風など荒天時は閉園)


入村料(入園料)
大人(中学生以上):1000円
小人(3歳以上小学生以下):500円


HP:石垣やいま村

迎恩館
 
迎恩とは、琉球王朝時代「琉球国を訪れる異国の外来者を、恩を持って迎える」という歓待の心を表した言葉だそうで、琉球王朝の施策だったそうです。
この迎恩館は、もとは牧志家の診療所として建築・使用されていたそうです。

牧志邸
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牧志邸は、1923年(大正12年)に牧志家11代当主宗保氏によって建てられました。八重山の代表的な赤瓦建築様式の家屋です。彫刻などが巧みに施されている特徴を持っており、全体の工法は釘を用いない貫木式になっています。
ここでは座敷にあがって琉球庭園を眺めることができ、また暑い日差しの中でも涼しく過ごせる家の造りを体験することができます。人数が揃うとサンシンによる八重山民謡の演奏や三波を使った踊り(家遊び[ヤーアシビ])も行われます。
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森田邸
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森田邸は1909年(明治42年)に建てられた旧士族の屋敷で、八重山における旧士族屋敷の形式(間取りや構造)を代表する家屋です。屋敷内では民俗資料が展示されています。 野外には、井戸・天水槽・豚舎(ヲーヌヤ)などがあり、当時の生活環境が再現されています。
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大濱邸
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大濱邸は大浜信烈氏が、甥の大濱信賢氏(医師としてマラリア撲滅に大きな功績をあげた偉人)の為に1907年(明治40年)に建てられた民家です。
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建物の間取りは、南側に表座敷が3部屋(写真奥側から一番座、二番座、三番座) 並び、北側にはそれぞれに対して裏座敷があり、比較的広めの造りになっています。ゆとりのある琉球家屋空間を体感することができます。また、トイレは屋敷内にはなく庭の片隅にありますが、これは今でも田舎の古い家で見ることができます。

喜舎場邸
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喜舎場邸は1923年(大正12年)に建てられた家屋です。喜舎場邸の家主は、八重山の歴史・文化の父として偉大な業績を上げた喜舎場永c氏です。特異な間取りを有し、玄関が北向きに面しているコンパクトな造りとなっています。

海人の家(うみんちゅぬや)
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海人とは漁師を意味します。
八重山の漁業は、明治30年頃から糸満漁師が移り住み、海岸近くに家を建て小部落を形成したのが始まりといわれています。
海人の家には、古い漁具、ウミガメ・ゴシキエビの剥製なども展示されています。
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上地の家(うえちぬや) (農民[ハルサー]の家)
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仕切りの無い板張りの屋内には、妊婦が暖を取ったジル(囲炉裏)も再現されています。
上地の家には、古い農機具や生活用具なども展示されています。

シートーヤー(砂糖作り小屋)
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牛・馬(村内では水牛)を動力としてシートーグルマ(砂糖歯車・サトウキビ圧搾機)で搾った甘いキビ汁を、シートーヤーに設けられた「かまど」で煮詰めて黒糖を製造する方法は、かつて八重山の農村では小規模の製糖作業場として存在していました。
17世紀の初め中国から製糖法が入り、木製・石製の歯車から改良され、1882年に鉄製となり普及してきました。1908年には近代的な分蜜糖工場が新設され、沖縄の糖業は一段と刷新されることとなりました。その後もしばらくシートーグルマは活用されていましたが、時代の変化と共に姿を消すことになりました。
村内では、主に冬の時期、昔ながらの黒糖作りを実演しています。
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リスザルの森
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ボリビア原産のボリビアリスザルを自然に近い状態で飼育しています。年中暖かい八重山の気候は、熱帯産のお猿さんにとって過ごしやすい環境。手のひらに乗るほどの小さなリスザルは人なつっこく、餌を与えるとすぐ近くに寄ってきます。
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ラムサール条約登録域「名蔵アンパル」のマングローブ探勝路
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2005年にラムサール条約の登録域となった名蔵アンパルへ向かう自然探勝路です。(マングローブとは、淡水と海水の混じる河口付近(汽水域)に見られるヒルギ類の総称です。)
リュウキュウ松林、亜熱帯の森の植生を観察しながら進むようになっていて、ウッドデッキの上からは、ベニシオマネキ、オキナワハクセンシオマネキ、トントンミーなどの小動物を観察することができるようになっています。
バードウォッチングも楽しめますし、運が良ければ、セマルハコガメ(国指定天然記念物)などの希少動物と出会うことができます。
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琉球貸衣装体験
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玄関(売店)から村内に入って左手奥の所では、琉球衣装を体験することができます。
一人500円で、琉球衣装を着て自分のカメラで記念写真を写してもらうことができるので、いい記念になります。
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ここには数多くの衣装が揃えられています。
 
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