海で過ごす際の注意事項  作成 2013.01.19


 八重山では毎年何件もの海の事故が発生し幾人もの命が失われています。折角の観光で海の事故に遭わないよう十分注意してください。 ここでは、海水浴やシュノーケリングなど海で遊ぶときに注意すべきことを載せています。

 綺麗な八重山の海ですが、自分自身の体調のみならず海そのものや、海の遊び方、海の生物のことなどを知らないと思わぬ事故を招く場合もあります。 必要以上に怖がる必要はありませんが、正しい知識を身につけて海を楽しみましょう。

 以下は、海で過ごす際の注意事項です。
  
1. 海水浴 ・遊泳禁止のビーチでは海に入らない。(潮流の速い区域での遊泳は危険)
・監視員やライフセーバーのいないビーチでは、十分注意を払う。
・荒天の時、波の高い時、うねりの大きい時は海に入らない。
・体調が悪い時などに無理に海に入らない。
・お酒を飲んで海に入らない。
・子供だけで遊ばせない。

 
2. シュノーケリング ・サンゴは踏まない(乗らない、立たない)ように注意する。
 (特に枝状の 珊瑚は折れやすいので注意する。)
・生態系を壊さないためにも、魚の餌付けは避ける。
・なるべくフィンをつけて泳ぐ。

・シュノーケル内の水を吐き出す「シュノーケルクリア」を事前に完全にマスターしておく。
・.肺活量の多くない人は筒の太いシュノーケルは避ける。また、排水弁付のものは、使用前に排水弁に異常がないかチェックする。
・シュノーケリング中は、意識して大きくゆっくりと呼吸する。(浅い呼吸をしていると気付かないうちに二酸化炭素中毒に陥る危険性がある。)
・シュノーケリング中は常にシュノーケル内に水が浸入してくることを意識して呼吸する。
 
3. リーフカレント(離岸流)
ダウンカレント
リーフカレント(離岸流)について
 リーフカレント(離岸流)とは、海岸の波打ち際から沖合に向けて生じる局所的な強い引き潮のことで、サンゴ礁のリーフの切れ目で海水の流入や流出が盛んに行われ、切れ目が大きいほど沖合に向けて強い流れが発生すると言われている。つまり八重山の周辺海域は、ほとんど全てがリーフカレント危険地帯と言え、特に大潮の日の干満の差が大きいときは潮の流れがさらに増すと言われる。具体的には、リーフ波が高い時は特に強い流れが発生するのでとても危険である。観光客による海難事故のいくつかはこのリーフカレントによるものとされている。もしもリーフカレントに掴まり沖に流されていると感じたら、砂浜に向かって泳がず砂浜と平行に泳ぎ、リーフカレントを抜けてから一番近い陸地を目指すようにすること。
 
ダウンカレントについて
 ダウンカレントとは海底に向かって流れる潮流のことを言う。主にリーフ際が急に深くなった落ち込みに発生しやすく、この流れにより海底に引き込まれるため、十分な注意を払う必要がある。
・いずれにしても、リーフ付近の遊泳は特に注意をする。

 
※ 石垣海上保安部のリーフカレント・ダウンカレントに関する詳細情報はこちら→「リーフカレントについて
 
4. 熱中症や日焼けの予防 ・ビーチシャツや長袖のTシャツなどを着て肌の露出を避け、日焼けを防ぐ。
・日焼け止めクリームをこまめに塗る。
・ビーチで過ごす時はサングラスを着用する。
・木陰やビーチパラソルなどの下で過ごすようにする。
・ビーチにいる時も水分補給をしっかり行なうようにする。
・あまり長時間ビーチにいない。

 
5. 海の危険な生物 ・夏になるとハブクラゲが出てくる。刺されると死に至ることもある。
・巻貝には触らないようにする。特にアンボイナは猛毒な針を有する貝で死亡の確率が高い。

※詳細は、こちら(「旅の心得・注意事項」の「島での注意事項」)の「14.海の危険生物」を参照してください。
6. 海でのマナー ・キャンプや焚火は勝手にしない。特にキャンプは許可された場所のみで行なう。
・花火をしたらゴミは持ち帰る。
・ビーチにゴミを捨てない。
・ビーチに車を乗り入れない。夏場はカメの産卵シーズンである。

 
7. 安全参考情報 「海水浴の安全知識」と「安全で楽しいシュノーケリング」の掲載された詳細情報はこちら→「海の安全のしおり」 
 

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