渡久山家住宅(石垣島)  作成 2012.09.08

 渡久山家(とくやまけ)住宅は1925年(大正14年)に建築された木造平屋建、瓦葺の住宅で、伝統的な造りの建物がよく保存されていることから、2007年(平成19年)10月2日に国の登録有形文化財に指定されました。
  住所:石垣市大川340

地図

 
 
1.渡久山家 主屋
 木造平屋建、建築面積128uの主屋は敷地中央に建てられていて、南北棟の寄棟屋根に、一段低く矩折れに(L字型に曲がって)寄棟が付いています。一番座と二番座、各裏座を田の字型に配し、左奥(西側奥)に台所が接続されています。伝統的な間取りであるものの、一、二番座境の柱や縁側隅の壁を省略するなど、開放的なものとなっています。
 
主屋 珊瑚石灰岩を用いた庭園
敷地全体の裏側からの眺め  登録有形文化財の指定板

2.渡久山家 フリヤー
 主屋の左奥(敷地の北西端)に位置する、大型のフリヤー(便所兼豚小屋)です。平面積16u、高さ1.5mの石造りです。琉球石灰岩と粟石の切石を組み合わせて築き、3区画に仕切られています。上部構造は失われていますが、基部はよく保存され、区画ごとにトーニ(豚の餌桶)も残っています。
 
フリヤー 右側がトーニ

3.渡久山家 井戸
 主屋の左前方(西側)に位置し、井戸枠は琉球石灰岩製で、直径1.2m、高さ0.5mです。水汲み用のコンクリート製滑車受けが井戸枠に沿わせて建てられ、井戸枠の周囲は3m四方の洗い場で囲まれています。
 
井戸(側面より) 井戸(上部より)

4.渡久山家 石垣
 敷地南東の角に門が設けられています。一般的には主屋正面にマイグスク(ヒンプン)を設けるのですが、ここではそれを設けずに敷地に合わせて独特の構えとしています。石垣は、地元産の粟石を高さ2m程に布積に積んでいます。
 
正門 東側の石垣
同拡大 敷地の北東部から眺めた石垣 
 
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