今回は全体的に最新の内容に見直しを行いました。 1.天気予報について 夏場の高気圧が張り出し安定している時期を除くと、八重山地方の天気予報はあまりあてになりません。 特に週間予報はそうです。 (よく言われるのは、高気圧のへりにあり不安定な天候で・・・という言葉。 私には、いつも言い訳のように聞こえてくるのですが・・・) ◆ Yahoo!Japan天気・災害(石垣島) しかし、これもあまり当てになるものではなく、予報で、翌日が晴れと出ていても雨が降ったり、逆に雨と出ていても晴れたりと、随分と予定していた行動を狂わされたことが多々あります。 お勧めは、上記に加えて、行動する当日の朝、ネットで気象衛星「ひまわり」で雲の動きを確認したり、レーダーによる雲の動きのシミュレーションで、天気の動向を知り(要は自分で予測をし)、行動計画を立てるのがよいでしょう。 ◆(財)日本気象協会 気象衛星画像(赤外) 当てにならないというものの、週間予報をもとに一通りの行動計画を立てておきたいのであれば、1週間先までの気圧配置(予想)図を参考に、自分で予測するのもよいかもしれません。 尤も、この場合は、滞在日数に余裕があり、臨機応変な対応のできる旅人に限られるかもしれません。 ◆バイオウェザーサービス(気圧配置) 2.台風について 八重山は、位置的に台風を避けることができません。 台風が来ないと海水温の上昇で珊瑚は白化現象を起こし死滅してしまいます。 このため、珊瑚保護の観点からは台風は来てもらわなければならないものなのです。 また農作物の旱魃の解消の意味からも必要なものです。 島にとって飲料水は今でこそ海底送水施設や海水淡水化装置の設置により気遣うことがなくなりましたが、これらの施設が設置されるまでは、石垣島や西表島を除けば、日照りが続くと各離島では死活問題ともなっていたのです。 台風が発生すると、石垣島周辺がその影響を受けていなくても、沖縄本島がその影響下にあると飛行機は飛ばなくなり、足止めをくらうこともあります。 なぜなら、那覇空港から離陸できない場合や、機材の手配ができない場合等がありますから・・・。 直撃になると最低でも丸一日は外に出ることはできず缶詰状態になることも珍しくありません。 当然のことながら停電も断水も考えられます。 台風シーズンに旅行をする場合は、台風が来た時は来たとして割り切り、早めに引き上げるための飛行機のチケットを、早めに手配するとか、滞在日数を延長するためのホテルを確保するといった対応をすることの方が重要です。 肝心なのは、何事も早めに対応することです。 台風の進路予想は次のHPを参考にしてください。 ◆気象庁(台風情報) ※ なお、「台風で飛行機が欠航した時の対応」については、八重山予備知識の第6項を参照してください。 3.潮位について 潮の干満については、次の潮位予測値を参考にしてください。 ◆気象庁(気象庁 潮汐・海面水位のデータ 潮位表(南西諸島)) 4.波浪について 波浪については、次の波浪実況図ならびに予測図を参考にしてください。いずれも南日本エリア対象です。
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