八重山のサガリバナ  更新 2011.09.29

 サガリバナは(別名「サワフジ」とも呼ばれます)、サガリバナ科の高さ15mにもなる常緑高木で、東南アジア太平洋地域の熱帯・亜熱帯の湿地、特にマングローブ林の後背地や川沿いの湿地に群生しています。 日本では奄美大島以南の南西諸島に自生しています。 花が美しいので栽培もされています。

 八重山では、 6月下旬から月末の1ヶ月間くらいの間の夜間に芳香(と、一般には言われていますが、個人的にはあまり好きな香りではありません)を放ちながら開花します。 その名の通り、枝から長さ50cm近い総状花序が垂れ下がり、多数の白または薄ピンク色のふっくらと綿毛状になった花を咲かせます。そして明け方になると花は散ります(一夜花です)。 花の落下した下に川が流れていると、花は水面を覆い絨毯をしきつめた様になります。
 八重山地区では、特に西表島のサガリバナがよく知られ、ほとんどの川に自生していますが、仲間川・前良(マイラ)川・後良(シイラ)川・浦内川などの群生地がよく知られています。
中でも、後良川上流域の群生地は西表一とも言われるほどの規模があり、見事なものです。

 以下に、気軽に見ることのできるいくつかのサガリバナ自生地や、西表島のツアーについて紹介します。
 なお、サガリバナは民家の庭木として植えられていることもあり、石垣市街地のあちこちで見ることができます。

No. 場 所
1. 石垣島・宮良殿内の敷地内のサガリバナ
2. 石垣島・平久保のサガリバナ群生地
3. 西表島・「古見のサキシマスオウの木」の傍のサガリバナ群落
4. 西表島のサガリバナ見学ツアーについて
 
  
 

1.石垣島・宮良殿内の敷地内のサガリバナ
 
 
撮影はいずれも2011.7.7です。
撮影時刻は午後10時頃です。
宮良殿内のサガリバナは、敷地の西側にあります。ここのサガリバナはピンク色をした大木です。

2.石垣島・平久保のサガリバナ群生地

 
撮影はいずれも2011.7.8です。
2011.7.8の八重山毎日新聞に掲載された石垣島・北部の大きな群生地です。場所は平久保橋を過ぎて1本目の農道を右に入り、約150mほど進んだ農道の両側です。自生数は200本余り、10m近い大木もあります。土地所有者の米盛さんが、農道を覆っていた雑草を伐採したり、不法投棄されたゴミを片付けるなどして整備されたそうです。訪れたのは2011.7.8ですが開花直前で蕾の見学になりました。今後、石垣島北部の大きな観光地になるものと思われます。

3.西表島・「古見のサキシマスオウの木」の傍のサガリバナ群落

 
 
ここのサガリバナは、薄いピンクと濃いピンクとがあるようです。
訪れた時、地面は落下した花で一面覆われていました。
また、四角の卵形をした果実(長さ約4〜5cm程度)も見ることができました。(2段目中央の写真参照)
撮影はいずれも2009.7.9です。

 (上記写真の撮影場所)

前良川橋の南側にある西表島東部・古見の天然記念物・サキシマスオウの木の林の中には多くのサガリバナの木があり群生地となっています。

具体的な場所は、215号線沿いの三離御嶽(ミチャリオン)の奥の林です。(なお、御嶽は聖地ですので、勝手に内に入らないようにしましょう。)

4.西表島のサガリバナ見学ツアーについて

 西表島では、サガリバナの開花時期(6月下旬〜7月末頃までの約1ケ月間)に合わせて、それをカヌー・カヤックで観察するツアーがいくつも企画されています。
 白やピンクの花が川面に浮かび、芳香を放ちながらゆっくりと流れる様は幻想的でもあり、その感動を求める人で、最近では結構好評のようです。
 観察ポイントとしては、前良(マイラ)川・後良(シイラ)川・仲間川・浦内川が知られていますが、中でも後良川上流域のサガリバナ群生地は西表一とも言える規模のもので、他の川とは比べものにならないほどの見事なものです。但し、その分、カヌー・カヤックの数も多くなりますが・・・。

 ツアーは、凡そ午前4時〜4時半頃に宿泊先のホテル・民宿等を出発し、観察ポイントの川に到着後、それぞれの現地でトレーラーからカヌー・カヤックを下ろしレクチャー操船講習が始められます。 操船講習・準備を終え、凡そ5時半頃(夜明け前)に目的地(上流)に向け出発するというのが一般的なようです。 そして、早ければ午前8時頃には出発地まで戻ってくるというのが多いようです。

 こうしたスケジュールのため、石垣島に宿泊している方はこのサガリバナ見学ツアーに参加することはできません。(かつ、西表島でも、大原から上原あたりまでの間の宿泊施設に宿泊されておられる方のみ、参加することができます。)

 なお、ツアーの詳細については、ガイドブックやネット検索で確認してください。

 
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