大盛家住宅(小浜島)  作成 2012.07.22

 小浜島の大盛家住宅は、小浜島集落のほぼ中央に位置する伝統的民家です。
 大盛家住宅は、NHKが2001年に放送した朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」のロケで、民宿「古波蔵荘(こはぐら荘)」として使用された民家で、現在は島内の観光ポイントになっています。
 主屋とヒンプン、井戸・洗い場は、1915年(大正4)年に建築されたものですが、伝統的民家が現在まで良好な形で残されていると評価され、2006年に国の登録有形文化財に指定されました。

地図


 
1.大盛家主屋
 南向きにやや傾斜した敷地の、ほぼ中央に南面して建つ寄棟造の木造平屋建で、建築面積は114uとされています。
 主屋は、西表から切り出してたキャーギ(イヌマキ)を建材にして建築されたそうです。
 屋根は琉球赤瓦葺の目地漆喰塗で、南面と東面には縁がついています。
 1番座に床の間、2番座に仏間がそれぞれ8畳あり、1番座と2番座、裏座が原形をよく留めており、伝統的民家の形式が良好な形で残っています。
   

2.大盛家ヒンプン
 表門の内側に位置し、主屋の正面からは約4m離れた所に位置しています。
 ヒンプンは、長さ6m、基底幅60cm、高さ1.65mで、上部は屋根形にデザインされています。 サンゴ石灰岩の切石を空積工法で設置したものですが、木材と同じように精緻に加工して組み合わされており、当時の石工の技術の高さをうかがい知ることができます。
 ヒンプンの前には、「こはぐら荘」の看板と「登録有形文化財」の碑があります。

3.大盛家井戸・洗い場
 井戸は敷地の南面石垣の内側の、ヒンプンの南西に位置し、直径1m、深さは約7mの振り抜き井戸です。
 井戸枠は、直径1m、高さ0.6mの円形井戸枠で、サンゴ石灰岩6枚で組まれています。井戸枠の上には半月形の蓋石が1枚載せられています。井戸の周囲には南北2.4m、東西1.7mの洗い場があります。かつては隣家へも生活用水を供給したそうです。

4.大盛家石垣
 敷地の南面から西面、北面の三方向は、サンゴ石灰岩の野面積(のづらづみ) の良好な形が残されています。 但し、東側はコンクリートブロック造りに替えられています。
 石垣は、折曲り延長65m、基底幅0.8m、高さ1.5〜1.7mで、南面の中央部を2mほど開けて表門とし、西寄りに脇門が設けてあります。

 
主屋の東側はコンクリートブロック造りとなっています。他の3面はサンゴ石灰岩の野面積となっています。
 
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