旧森田家住宅主屋(石垣島)  作成 2012.10.20 

 石垣やいま村(旧八重山民俗園)に入って左側、牧志邸の東隣にある旧森田家住宅主屋(以下森田邸)は、1909年(明治42年)(*1)に石垣市大川に建てられた八重山における伝統的な旧士族屋敷の形式(間取りや構造)を有する家屋です。
 建物の構造はイヌマキ材による赤本瓦葺寄棟造で、前面東寄り(正面右手寄り)に入母屋造屋根の玄関を設け、西側(左側面)にトーラ(台所)やクール(庫裏)を付設しています。面積は152uです。

 座敷は前後2列になり、前面には右手から一番座、二番座、三番座が並び、それら表座敷に対して背面に各裏座敷が設置されています。 全6室で、規模の大きく、その外側には縁や雨端が設けられています。野外には、井戸・天水槽・豚舎(ヲーヌヤ)などがあり、当時の生活環境が再現されています。 また屋敷内では民俗資料が展示されています。

 この主屋は、元は石垣市字大川に建てられていたものですが、1984年(昭和59年)に現在地に移築復元されました。
 そして、この森田邸は、2007年(平成19年)12月5日に国の登録有形文化財に登録されました。

 なお、森田邸は、NHK連続ドラマ『つるかめ助産院』のロケ地として選ばれ、2012年5月初旬には撮影が行なわれました。 

(*1) 国指定文化財等データベース(文部科学省:文化庁)では1909年(明治42年)とされていますが、やいま村内・森田邸の説明プレートでは1900年(明治33年)に建てられたと記載されており、いずれが正しいのかは不明です。

地図


 
旧森田家住宅主屋
主屋外観(1) 主屋外観(2)
建物内部(1) 建物内部(2)
説明プレート
             森田邸
屋敷寄贈者 森田孫栄氏
 (一九八四年現在石垣市文化財保護審議委員長)
八重山における旧士族の邸宅
一九〇〇年(明治三十三年)に建てられた
(構造)
イヌマキ材による寄棟造り赤瓦(本瓦)葺き平屋建て、面積一五四u
(形式)
純沖縄風に則り、一番座、二番座、三番座、炊事場などを南西にしつらえ縁側とアマバシと称する深い軒の出をゆったり張り廻し、それら表座敷に対して各々に付属的に裏座敷が設置されている。
該屋敷は、かつて石垣市の中心地 大川二七八番地に存在していたものであるが、一九八四年七月八重山民俗園へ移築復元した。
 

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