玉取崎展望台は「川平湾」に並ぶ石垣島屈指の人気スポットで、平成元年(1989年2月)にオープンしました。
石垣島の北東部の太平洋を臨む高台(国道390号上)にあります。展望台への遊歩道沿いには、多くのハイビスカスが1年中咲き乱れています。展望台からは東の太平洋側の珊瑚礁と、北に平久保半島へ続く船越(フナクヤー)を、その西には東シナ海を一望することができます。
特にここから見る海は、リーフの内外で色が異なり、そのコントラストが石垣島内でもとても美しく見える場所です。
近くには大きな駐車場やトイレも整備されています。
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また、駐車場から展望台までの沿道には、年間を通してハイビスカスやフウリンブッソウゲといった南国の花を見ることができます。
岬の先にある小島は「玉取石島」という無人島で、かつては平久保半島で漁をしていた漁民たちが、マラリアを避けるためにここに小屋を建て宿泊していたそうです。現在はアジサシ(カモメ科)の繁殖地となっています。
因みに、「玉取」の地名の由来は、この沖の岩礁に乗り上げる船が多く魂を取られた(魂取)という説、鳥の卵を採った(卵取)という説、天然の真珠の玉が取れた(玉取)という説など諸説あり定かでありません。 |