入嵩西家住宅(石垣島)  作成 2012.08.25

 入嵩西家(いりたけにしけ)住宅は、1911年(明治44年)頃に建築されたもので(1955年(昭和30年)頃に改造)、木造平屋建、瓦葺、建築面積155uの住宅です。 伝統的民家が現在まで良好な形で残されていると評価され、2007年(平成19年)7月31日に国の登録有形文化財に指定されました。
 2012年の夏に訪問した時には、お住まいの方に親切に案内や説明をして頂きました。ここで改めてお礼申し上げます。
 住所:石垣市字新川151

正門から入って右手側に登録有形文化財の指定板が掲示されていますが、その下に次のように記されています。

 登録有形文化財
 住宅井戸 大正元年   マイグスク 大正十年
 住宅主屋 大正六年   住宅石垣  昭和二十三年
 住宅主屋は明治45年に茅葺屋が建築され、大正6年に現在の瓦葺屋根(155u)になり、昭和31年、平成13年に修復された井戸、マイグスク、石垣は建設当時のままである

地図

 
 
  
1.入嵩西家 主屋
 主屋は、東、南、北の各面が接道する敷地のほぼ中央に南面して建てられています。木造平屋建の寄棟造、瓦葺となっています。南側に6畳2室と4畳2室を並べ、北側に裏座と板間を並べ、西側に板の間の台所が配置されています。部屋数の多い大規模な赤瓦屋根の伝統的農家で、沖縄独特の景観を形成しています。
 
正門から見た主屋の眺め 南面(簾が掛けられています)
南面(簾の内側) 登録有形文化財の指定板

2.入嵩西家 マイグスク(ヒンプン)
 主屋の南側の、道路との間に位置しています。東西5.7m、厚さ25cm、高さ1.5mの目隠し壁です。切石を3段に積み、両袖を1石とし、上部に笠石を渡しています。広大な屋敷構にふさわしい重みのある外観で、主屋、石垣と一体的に伝統的な敷地景観を形成しています。主屋前の屏風塀は一般にヒンプンと呼ばれますが、ここではマイグスクと称されています。
 
正面から見たマイグスク 左側からの眺め
右側からの眺め 正面より

3.入嵩西家 井戸
 敷地南西角に位置しています。直径約90cm、深さ約10m。井筒は4枚のサンゴ石を厚さ13cmに加工し、円形に組み合わされています。現在はコンクリート製の円形の蓋が載せられています。主屋建設より前に掘られたとされています。
 
井戸(猫はここのお宅の猫) (よほど、ここが居心地が良いのでしょう。逃げません。)

4.入嵩西家 石垣
 敷地の東面及び南面を仕切る総延長約53mの石垣です。敷地南側、西端から16mの位置に3m余の門口を開いています。幅150cm前後、高さ45cm、厚さ25cmの切石を4段積み重ね、門口には1対の石造の門柱を立て、風格ある敷地構えを形成しています。
 
正門から右(東)側の眺め 正門から左(西)側の眺め
南東角からの眺め 東側の石垣の眺め
 
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