西表島・星砂の浜の琉球石灰岩 更新 2019.10.05
※ 今回は地図の更新と写真の追加をしました。
西表島の地層は、海岸沿いの所々には琉球石灰岩が分布していますが、大部分は新第三紀中新世(*1)の八重山層群と呼ばれる砂岩・泥岩から出来ています。
西表島西部の住吉地区にある「星砂の浜」の西側には、この琉球石灰岩の最下部が浸食され、面白い景色をつくっている所がありますので、それを紹介します。
(*1) : 約2,300万年前から約500万年前までの期間
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地図
「星砂の浜」を「ペンション星の砂」の庭から眺めた景色です。 |
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坂道を下りたここが「星砂の浜」です。かつては砂のほぼ全てが星砂でしたが踏み荒らされて減り、今では赤っぽかった浜が随分と白くなりました。 |
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「星砂の浜」に下りて左側(西側)に少し歩きます。 |
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振り返ったところ。 |
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途中には大きな木の化石のように思われる岩もあります。 |
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同、拡大。 |
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さらに進んだ所の景色です。 |
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「星砂の浜」のすぐ近くにこのような地層を見ることができます。 |
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さらに近寄ると琉球石灰岩(上部)と八重山層群の砂岩(下部)との不整合面がはっきりと分かります。 |
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海岸露頭には中新世の八重山層群のきれいなラミナ(地層を構成する最小の単位をなす面=葉理)が観られます。 |
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その八重山層群の上に第四紀の琉球石灰岩が乗っています。 |
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厚さ数十cmの 琉球石灰岩最下部層にのみ縦亀裂が発達し、この亀裂に沿って浸食が進んだ結果、このような景色になったものと思われます。 |
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実に面白い景観です。 |
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琉球石灰岩最下部層を下から眺めると・・・。 |
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琉球石灰岩の底部にはこのような円柱状の生痕化石を見ることができます。 |
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また、周辺の岸辺にはあちこちにポットホール(甌穴)があります。 |
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ポットホールの大きさもまちまちです。 |
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