(1)ライトの確保 |
八重山(沖縄)では大きな台風が来ると、よく停電します。(電線の地下埋設化でできるだけ停電しないような対策も少しずつ進められていますが、全体的にはまだ僅かな区間です。)
このため、懐中電灯・非常用ライトの確保をして下さい。そして、事前に電池のチェックも忘れずにしておいて下さい。ホテルによっては備え付けのライトがあるかもしれませんが、事前に場所と動作の確認をしておいて下さい。
加えて、すぐに手にとれる場所に置いておくようにして下さい。ライトがないと停電時に室内の移動ができませんし、トイレに行くこともできなくなります。
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(2)ラジオ・テレビの準備 |
台風・気象情報の聞けるラジオ・テレビの準備をして下さい。
スマホのワンセグ利用でもよいかと思います。但し、放送塔(送信所)が停電になることを考えると、やはりラジオの方が情報収集により向いていると言えるかもしれません。
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(3)食糧調達 |
台風の規模と、進路ならびに速度から、必要と思われる食べ物を調達します。
昔はスーパーやコンビニが少なく、貨物船が小さくて物資輸送にも不安があったこともあり、台風が来るというと地元の人々には一週間分ぐらいの食糧を買い置きする癖がまだまだ残っています。台風前日はどこのスーパーも大変混雑しますので、早めに買い出しに行きましょう。
台風さえ通り過ぎれば、スーパーもコンビニも即営業を再開しますので、一般にはあまり大量に買う必要はありませんが、品物によっては入手困難なものもあります。
なお、八重山の生活物資は主として那覇から船便で送られていますので、台風が那覇の方に進むと貨物船も運航されず、何日も生活物資が届かない(結果として品不足)となる可能性があります。
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(4)水の確保 |
万一断水になった時のために、ペットボトルの水を買って飲用水の確保をしたり、風呂に水を貯めたりします。
風呂に水を貯めるのは、貯水タンクが下にある建物の場合、停電すると水をくみ上げることができなくなり断水するためです。タンクを使わずポンプで上層階まで圧送する(ラインポンプによる)方法もありますが、こちらも停電すると断水します。そのための生活用水の確保、主にトイレ用の水として風呂に水を貯めておきます。
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(5)冷蔵庫の氷確保 |
停電になった時の食材を冷やすためにも、冷蔵庫でできるだけ多くの氷を作っておくようにします。
また、冷凍できるものは少しでも冷凍庫に入れ冷凍するようにします。凍らせておくと他の食材等を冷やす目的でも使えますので、凍らせられるものは凍らせ、逆に一度溶けたら食べられないアイスなどがあれば早めに食べて片づけるようにします。
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(6)携帯電話の充電 |
携帯をフル充電しておきましょう。また、予備のバッテリーがあればこちらもフル充電しておきましょう。
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(7)カーテンを閉める |
カーテンやブラインドを下ろし、万一窓ガラスが風圧等により割れた場合でも、ガラスが室内に飛び散って怪我をしないようにしておきましょう。
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(8)洗濯をする |
これは長期滞在者等でコインランドリー等を使って衣類の洗濯をしておられる方むけの準備ですが、停電になったら洗濯機も回せなくなるため、洗濯物が溜まっていたら残らず洗濯し、部屋干しします。
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(9)ペット関連品の確保 |
最近はペットを連れて旅行される方も多くなりました。ペット達の必要物品の確保を忘れないようにしましょう。ペット用の食べ物は勿論ですが、飲み水なども忘れず確保しましょう。
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